今日は京都大学で行われたスティグリッツ教授の講演会「地球の全員のための公正貿易は可能か」を聴いてきました。
開場5分前ぐらいに着いたのですが、すでに長い列を作っていて、私の少し後ろからは中に入れないぐらいでした。 会場内も席は全て埋まり、立ち聴きの人で会場がいっぱいになっていました。 講義が始まり、最初の方は通訳なしで聴いていたのですが、全くわからず、たまに聞いたことのある単語が出てくるぐらいで、きちんと理解ができませんでした・・・ これからはちゃんと英語を勉強しようと思います。。。 なんとか通訳のレシーバーが手に入り、レシーバーを使ってスティグリッツ教授の講義を聴いていました。 きちんとは聞き取れなかったのですが、スティグリッツ教授は様々な貿易の問題点を話していました。 中でも私が興味を持ったのは、綿農家の話でした。 授業や、勉強会でも時々出てくる綿花。 やはり、スティグリッツ教授も、アメリカの綿農家に対する補助金を指摘していました。 アメリカが出す補助金の相手の綿農家は、貧しい綿農家ではなく、株式会社形態の農家だそうです。 それらの農家に30~40億ドル規模の補助金を出しているそうです。 農家は補助金をもらうために生産量を増やそうとします。 一生懸命大量生産する→環境破壊という図がここで出てきます。 そして、途上国の綿農家はそういった補助金をもらうアメリカの大規模な農家と対立しなければなりません。 もちろん、勝てるわけがありません。 では、どのようにすればよいのか、途上国の農家が、綿花の生産ではなく他の農産物に移ればいいのだが、乾燥地帯では作物を変えることは難しい。 やはり対等な貿易を行うためにはアメリカの補助金をなくさなければならないのである。 スティグリッツ教授は「補助金がなくなれば途上国が助かるし、アメリカも何十億というお金が出て行かなくて済む。補助金がなくなればいいのに。」 と言っていました。 確かに、私はなぜここまでしてアメリカは自国の綿農家を保護したがるのか、疑問に思いました。 また、綿花だけではなく様々な貿易の問題点が話されていました。 エネルギー資源の問題・WTOの問題・労働の移民について・・・などなど。 そして最後にフェアトレードについても喋っていました。 スティグリッツ教授はフェアトレードという考え方はいいものだ。 これからは、フェアトレードという考え方を広めていき、フェアトレードの活動が行われる環境を整備することが大事とおっしゃっていました。 「認証」という仕組みをうまく利用して、広まっていけたら現在世界各国で行われているグローバリゼーションの問題点が解決されるのではないでしょうか。 そのように言ってると感じました。 私自身、フェアトレードという言葉とその背景となる事柄を広めていけたら、もっと消費者の動きや政府の動きも変わってくるのかもしれないと思いました。 以上、勉強不足をひしひしと感じたrenaでした☆
by asante-fair
| 2006-07-06 03:48
| 日記
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