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福井からのお客様とかざぐるま訪問

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6月2日に福井でロゼーラをパッキングしてくださっている
社会福祉法人「あおい福祉会」と茶葉を販売されている「関西よつばの会」の方がロゼーラケーキを作っている「かざぐるま」に訪問され、私たちASANTEもお邪魔してきました。

授業やバイトのため途中参加だったのですが、
レナちゃんとハカセ、そして1回生のマダイくんと新しいメンバー2名と私せつこが参加しました!

同じ福祉に携わっている方と流通や販売をされている方たちとの
かざぐるまのシステムや福井の作業所での話し合いは
聞かせていただいて、本当に勉強させられることがたくさんありました。
現在、日本に社会において福祉の現場がどんな状態にあるのか?
ということを深く考えさせられたように思います。

ケーキを売るうえでタンザニアのロゼーラ生産者のことももちろんですが、
ケーキを製造している方々を私たちはもっと身近なものとして
考えていかなければなりません!
「制度」ってなんなんやろう?なんのためにあるんやろう?
と原点に戻るような、でも大事な疑問を考えさせていただきました!
勉強せなあかんと思います!



そして、ロゼーラケーキという着眼点をよつばの方に褒めていただけてました!
先輩たちから始まり、受け継いできたこのケーキが認められると
本当にうれしいし、もっと発展させていきたいですね!がんばりましょう!


あおい福祉会とよつばの方々、お忙しいところ
学生の質問にもお答えいただいてありがとうございました!

いただいた資料やロゼーラは大事に使わせていただきたいと思います!
よろしくお願いいたします!

また交流できる日を楽しみにしております。

それから・・・
あおい福祉会の方々が帰られたあと、クッキー班の方と改めてお話できました。
久しぶりにゆっくりお話できて、楽しかったです!
新しい企画もはじまります!
期待大です!!

ルーキーのマダイくんが「かざぐるまとの出会い」を感想を書いてくれました!必読ですよ!

「私は、元々、ロゼーラケーキを作るクーキー班ではなく、陶芸班だったの」
知的障害者授産施設『かざぐるま』の職員が言ったこの言葉に僕は驚いた。
ASANTEで取り扱っているロゼーラケーキがとてもおいしいので、
初めから彼女は、お菓子作りに関わっていたと僕は、思っていた。
更に彼女は「私は、ケーキを作る学校も出ていないし、初めは試行錯誤でロゼーラケーキを作る時は大変だったの。でも自分の味覚だけはよかったみたい」と笑って、僕達に話してくれた。その言葉を聞いて僕は驚いた。

まず、自分達が売っているロゼーラケーキは、職員が何度も何度も挑戦して苦労して作られたものだということ。
もう一つは、違う班に移っても、嘆くことなく、与えられた場所で一生懸命努力することを彼女から教わった。僕は、仕事というのは自分の専門的なことだけで、人の役に立つ事だと思っていた。でも、誰かの役に立ち、何かに関わることが、自分の専門や得意なことでなくても、与えられたことに対して、ベストを尽くす事も、仕事であるということを学んだ。


その後、『かざぐるま』の施設を見学した。
ロゼーラケーキを作る調理場では、職員が一人いるだけで、後は知的障害者の人たちが、自分たちで作っていた。
普段は落ち着きがなくても、ケーキを作りだすとみんな黙って、作業に集中するらしい。始めは、分量を量ったり、ケーキを作るのは大変だけど、次第に自分一人の力で出来るようになることを聞いた。
彼らにチャンスを与え、自分たちでケーキを作ることができ、社会に貢献できる人を育てている『かざぐるま』の凄さを僕は知った。

タンザニアで採れたロゼーラを、知的障害者授産施設『かざぐるま』のみんながケーキにする。それを僕たち近畿大学生が売る。

たくさんの人の努力と愛情のこもったロゼーラケーキを僕達は販売しているのだ。そのことをたくさんの人に知ってもらい、おいしいロゼーラケーキを食べてもらいたい。
今回初めて『かざぐるま』を訪問して、更にロゼーラケーキが好きになった。

今度はタンザニアにも訪れてみたい。


マダイくんの感想に私自身「初心」を忘れては、駄目だと思いました。
真摯な思いがつづれた素敵な感想文!ありがとう!福井からのお客様とかざぐるま訪問_e0021719_22544578.jpg
by asante-fair | 2008-06-10 22:56 | ロゼーラケーキ
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