GMOシンポジウム ~GMOは食料飢餓を救えるか~

 實谷総一郎です。

 10月12日に開催されたGMOシンポジウムが無事終了いたしました。
  
 近畿大農学部バイオサイエンス学科の重岡先生、環境管理学科の池上先生、遥々東京から来訪していただいたNPO法人DADAの尾関先生、貴重な講演をありがとうございました。
 お忙しい中、学内外から参加していただいた皆様ありがとうございます!今後このような機会があれば是非またいらしてください。

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 非常に密な内容で、僕なんかはついていくのがやっとなくらい高いレベルのシンポジウムでした。
 そのおかげでGMOの実情をかなりの部分まで知ることが出来ました。感情的な意見というものが如何に一般的に浸透しているのかを再認識させるものでもありました。勉強会などで少しは予備知識を持っていた僕の意見でも、それが現状を正確に理解した中立的な立場より、浅学であるが故に達する偏った感情論に近かったことを、講演を聴いて気付かされました。僕はGMを是とするか非とするかというそれぞれの意見が対立し合い、正しいとされる方が生き残ると考えていましたが、それが間違いであったということです。現段階では是非を問うこと自体が感情論なのです。
 それは池上先生が直接的に仰ったことであり、シンポジウム全体が間接的に伝えていたことでもあります。
 
 前置きはこのくらいにしておいて、シンポジウムの全容を簡単に記していこうと思います。
 時間が押してしまい開催時刻が定時より少々遅れてしまいましたが、司会の瀬戸さんの声により開催し、ASANTE代表挨拶、ASANTEメンバーによるGMOの基礎知識の講演と進んでいきました。基礎知識を先生方の講演前の前振りとして置くのはとてもいいことだと思いますし、実際それを評価してくださる声もありました。
 そして次にバイオサイエンス科の重岡先生の講演が始まります。
 簡単に言えばGMOの有効性と必要性、また種子散布による副次的な被害を避けるための研究についてです。
 ここで注意しなければいけないのは、後のパネルディスカッションで仰っていましたが重岡先生自身がGMOに賛成しているということではないということです(もちろん反対しているということでもありません)。
 講演が終わり質問時間に入ります。ここで僕の出番(質問者へのマイク渡し)というわけです。マイクが瀬戸さんが持っている一本しかなかったので、それを受け取って質問者に渡さなければならなかったのですが、うまくいかずに質問の途中でマイクを渡してしまうことになったりしてしまい申し訳なかったです。
 次は池上先生の講演です。内容はGM製作者の著作権とそれを濫用する企業についてです。本来南北問題を解決するために使われるべきGMが全く逆の働きをしてしまうのは、控えめに言って非常に残念です。
 その後、質問時間があり、時間が押しているため短めの休憩時間が取られました。
 そして、講演会の取りに、まことに恐縮ながら、遠方東京から出向いていただいたNPO法人DADAの尾関先生の講演が始まります。内容は貧困地域の住民の心理と実際的な境遇についてです。
 僕が個人的に印象に残ったのは、休耕田が多量にある日本のような先進国でGM研究が進み、GMを是認する意見があるということを疑問視する考え方でした。
 シンポジウム最後は講演していただいた先生方とのパネルディスカッションです。内容については一まとめに出来るようなものではありませんので、短く感想を書きます。
 多数質問が行われ、効率的に様々な問題が議論されたことはもちろん良い事だと思いましたし、さらに質問の切り口が多様であったために各講演の意図についてより正確に知ることが出来たことは、パネルディスカッションの意義を完遂していたと思います。学部長の教養たる意見も大変興味深いものでした。
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 シンポジウム終了後に食堂上の喫茶店で開かれた食事会では、高見先生が乾杯の音頭(?)を取りました。その際にシンポジウムについてお褒めいただいたことはASANTEの一員としてとても嬉しく思いました。
 出された食事は、何を食べてもおいしく、全体としても食残しは出ませんでした。皆さんがおいしくいただいたという事ですね。

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今回のシンポジウムは良いものでした。どれくらい良かったかを伝えられるほど僕には文章力がありません。自分が表現できる最上よりも上を行ってしまったという事です。次回このような機会がありましたら、是非参加していただけるとそれがわかりやすいと思います。次回も参加したいという意見が多かったのも僕がそう思う根拠です。
 最後に、先日講演を記録していたメモ帳が紛失していしまいまして、記憶に頼って書かせていただいたので、誤りや足りないところがあるかもしれません、その際は申し訳ありませんがお知らせください。
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by asante-fair | 2006-10-26 23:10 | 日記
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